〖信じ続けること〗
小学5年生の時から5年、
学校へ行けなかった子がいる。
ずっと、ずっと、見守り続けた。
自宅に押し掛けたこともある。
一緒にカードゲームしたね。
あれは、6年生の時だった。
あなたの中に何があるのか、
教えて欲しかった。
髪を切りに来てくれるようになって、
「どうなりたいの?どうしたい?」
と、問いかけること数知れず。
『なりたい未來には、
絶対になれるから大丈夫!』
と、声をかけ、
誰より信じて見守る!を、
負担にならないようにし続けた。
本人も、自分がどうしたいのか?
身体が、、身体の反応が、
コントロールできず、
『学校へ行きたい』と思っているのに、
行けなくて、
どうしたらよいのか分からなかった。
仲良しの友達はいるのに、
みんなの視線に敏感になり
お腹が痛くなる。
その症状は、
本人の思いひとつで
気合いや根性で
どうにかなるものではない。
それでも頑張っていたよね。
遠足は、なんとか行けた。
卒業式も「出たい!」との思いを胸に、
「大丈夫だよ!出られるよ。」
と応援し続け、出席したよね。
入学式、
中学になったら
学校へ行く!
という思いもあり
出席したね。
…たしか、3日後から行けなくなった。。
その後、「行かない」と決めたんだと思う。
そして、中学には心から信じて見守る人と、
彼が安心できる居場所がなかったように思う。
一緒に中学へ行き、
先生とお話ししたこともあったね。
でも、その本人の思いとは裏腹に
行けなかった。
だから、身体が辛いなら、
無理をしない選択をした。
本人の意思。
私もそれを応援した。
もちろん、お父さんもお母さんも
本人の意思を尊重していたよね。
本当に、素敵なご両親♡
髪を切りに来ると、
「どこにいても良いし何をしていてもよいけど、『好き』が見つかるといいね。」
という話しをした。
「ゆっくりで大丈夫だよ。人生長いしね。」と、話したのも
昨日のことのように覚えているよ。
お家の中で、
料理をしてみたり、
バイオリンをしてみたり、
興味関心の向くことには、
人知れずチャレンジしていた
中学時代だったね。
お家の中で過ごすことが多かったけど、
キャンプとか
お母さんの実家の稲刈りのお手伝いとか、
その他にも
私の知らないたくさんの経験を
していたのだろうと思う。
中学時代
学校から離れたから、
友達とも少しだけ距離が出来たかもしれないね。
そして、中学の卒業式の前日
「大丈夫!明日は行けるから!」と、
自信満々だった。
お腹痛くなっちゃったんだよね。
卒業式に間に合わなかった。
でも、私は会えたから嬉しかったよ。
そうやって、義務教育を終えた。
通信制の高校に入学して
今にいたる。
今日は、本当に本当に
嬉しかった。
先日、
合宿で教習所へバイクの免許を取得しに、
10日間自宅から離れた。
自宅を離れるとき、
少しお腹が痛くなったと聞いた。
でも、「合宿で友達4人出来たよ。」
と、購入したバイクを見せに来てくれて
話してくれた。
今、好きなこと〖バイク〗
そのために頑張れた!
友達も作れた。
人の中に入り学ぶことが出来たね。
お父さん、お母さん、
信じて見守り続けてくれてありがとう。
彼は、これからも自分のペースで
生きる!
私は、これからもずっと応援するよ!
ほらね、、
大丈夫だったでしょ!
不登校の子の子育て中の人
不登校に関わる先生に伝えたい。
学校へ行っていてもいなくても、
大丈夫!
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